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「自分は勝利至上主義です」って誰も思ってない

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先日、ようやくPlayful Basketball Academyが始動しました。

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お蔭様で、掲載した理念が好評で、シェアしてくださった方も。ありがとうございます。

まだまだ進んでいる最中ですが、ここまでの経過に、どんなことがあったのか。

大まかにですが、ターニングポイントを紹介します。
ヒントになれば幸いです。

目次

選手時代の経験が

私が小学生だったある試合のこと。相手ベンチの監督が大きな声で指導をしていました。

そのコーチがなぜそんなに怒っていたのか、当時は理解できませんでした。

私は幸運にも、、、

小学校:県優勝。全ミニ出場(2試合40点くらい?笑)。県オールスター選出。
中学校:地区大会1回戦。
高校:CAP。県3位。近畿大会出場。留学のため国体辞退。
大学:大学1部リーグ優勝に携わる。
審判:ファイナル担当(県大会。ブロック大会。全国大会)※いずれもミニバス
Street 2 Elite(デニス・ロドマン来日)、Somecity Osaka

自分が大人になり、コーチとして子どもたちと関わる中で、当時の疑問は解消されました。答えは簡単でした。

私自身が勝ちたかったからです。

先に挙げた成功体験から、私は知らず知らずに

「勝つ」方が、たくさん学べるんだ!
「努力」は、必ず報われるんだ!

そうインプットされていたようです。そして、それが私の信念となっていたのです。

初めてのコーチング

小学校の教員となり、バスケットボールをしたいと願う声も後押しして、周囲の反対を押し切ってミニバスのチーム「大和ミニバスケットボールクラブ」を設立しました。

奈良 大和郡山 ミニバス
大和ミニバスケットボール 奈良県 大和郡山市で活動するミニバスケットボールクラブ。子どもが主体的に考えることを尊重し、子どもが心から楽しめるバスケを目指しています。

コーチングを始めた当初は、経験してきた練習、声かけ、ベンチワークを思い出しました。

なぜなら、私の出会った指導者のみなさんは、本当に素晴らしい方々だったからです。今でも、それが原点であることは間違いありません。

これまで出会った指導者のように、勝利に導くたに、いかにteaching(教える)のかを考えていたように思います。時に励まし、時に鼓舞し。そして、時には怒鳴り散らしたり・・・

しかし、私には、全力でそれを全うすることができませんでした。

なにか心のざらつきのようなものを感じていたのかもしれません。

もともと私は怒られるのも、人が怒られているのも嫌いでした。

だから、それを100%実行することができませんでした。

挫折

大和クラブ創部から6年目。

初めて県でも上位を狙える位置にいました。

私自身「勝つことでしか見られない景色を!」と意気込み、周りを鼓舞するために怒鳴り散らし、本気で戦いました。

しかし、最後の大会は、一回戦で負けてしまいました。

今思えば、私が中途半端だったのでしょう。

部員数は5人になり、監督コーチも私だけ。保護者も監督に対して不信感を抱いていきます。

「ジュニアスポーツって、本当にこれでいいのだろうか。」

当時、悶々とした中で、時が過ぎていきました。

本が引き寄せる出会い~島沢優子さん、池上正さん~

アシスタントをしてくれていたコーチがある本を紹介してくれました。

当時は、大きなニュースになり、スポーツ界に厳しい目が向けられていました。

島沢優子さんは、自らの足と目と心で、被害に遭ったご家族とやり取りをされたのだと思います。これを読んでいると、心が張り裂けそうになり、ページをめくるのが苦しかったことを記憶しています。

忘れもしません。この本の最後に、「この事件が起こるずっと前から、(当時)ジェフ市原のユース育成の池上正さんは、子ども達が自主性を育むための取り組みをされています」と紹介されていました。
※文言は正確ではありませんのでご了承ください。

それから、池上正さんの本を読み漁り、京都サンガで毎月、指導者講習会をされていたので、畑違い(サッカー指導者講習会なのに、バスケットボーラー)なのに、何度もお会いしに行きました。

本で読むだけでは分からないことも、実際に質問したり、説明を受けたりすることで、少しずつ浸透していきました。

問いかける~藤代圭一さん~

池上正著「叱らず、問いかける」という本の言葉にある「問いかける」。

当時、まだまだメンタルについて小学生には不要だと思われていました。

しかし、藤代圭一氏は、メンタルトレーニングについてメルマガを発信していました。

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メルマガに記載されていたメールアドレスに連絡をとり、会いに行きました。

池上さんの理念を、具体的にする方法を実践されていることに驚きました

ホンモノに触れる~みんなに話を聞いてほしい~

池上正さんや藤代圭一さんに連絡をとることで、講演に来てもらいました。

本や話はすばらしくても、やっぱり本人と出会うことが、一番、学びが多いのです。

https://www.facebook.com/yamato.minibasket/posts/1990463274378846 https://www.facebook.com/yamato.minibasket/posts/1270412926383888 https://www.facebook.com/yamato.minibasket/posts/1290965454328635

そんな機会を設けていましたが、その当時は、他の参加者や保護者の出席もあまりなく、続けていくしかないのだなと考えていました。

経験を手放す勇気

自分自身が大きく揺れ動いたこの12年間。

ポイントポイントで、大きな出会いがありました。

仕事においても、同じです。

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多くの出会いから、自分自身の考えを疑い破壊し更新しています。

そこに留まることは、「現状維持」ではなく「後退」なんです。

だから、フラットに物事を捉え、常に向上していきたいものです。

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