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【図解アリ】「暗記」と「探究」よりも目の前の子どもが「どうしたい」に向き合う

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昨日は、バスケットボールを切り口にして、自分自身の変化を思い出していました。

今日は、「教育」という切り口から、これまでの起点を探ってみたいと思います。

「暗記型」の教育を否定していた自分
「探究型」の教育しか認めなかった自分
「学びの責任」は誰にあるのだろうと立ち止まった自分

目次

公立小学校では「暗記型」を実践するも挫折

教員採用試験ですら「暗記型」のテスト

教員免許取得のために受講した大学の授業では、ほとんど「暗記型」指導について学びました。

教員採用試験は、完全に「暗記型」のテストですので、ほとんど思考がいりませんでした。

「探求型」の学びは「総合的な学習の時間」くらい

記憶があるのですが、反対に「探究型」の学びについては、ほとんど触れられていないように思います。

総合的な学習の時間」の取り扱いは、唯一、「探究型」だったかもしれません。

私がお世話になった附属小学校
ボランティアで行った公立小学校
教育支援員で行った公立小学校

しかし、訪問した先では、スバらしい先生方は多数おられましたが、やはり「暗記型」の傾向が強かったように思います。

教員採用試験では、筆記試験や模擬授業があり、いかにして「教えるか」を評価されました
※もちろん面接で人間性?というのも測られましたが。。。

初任校では「暗記型」指導がどのようにすれば伝わるのかを学ぶ

初任でお世話になった小学校は、学びに向き合うことがどれだけ大変なのかを学ばせてくれました。

本当に尊敬する先生方は、子どもたち一人ひとりと、さらには保護者の一人ひとりと全力で関わっていました。

私はそのような先生方の背中を追いかけ、「向き合い方」の根っこを学びました
※「児童理解」や「生徒指導」とも言います。

「暗記型」なのか「探究型」なのか

日々、家庭訪問や打ち合わせなどの多忙さの中で、そのような問いは生まれてきませんでした。反対に、

「どうすれば、言うことを聞くだろう?」
「どうすれば、考える時間を与えずにスムーズに進められるだろう?」

という、子どもたちを私の思い通りに動かしたいという「コントロールしたい欲」が、頭の中に棲みつきます。

そんな欲と常にケンカしていたのが、「学びとはなんだろう?本当にこれでいいのか?」という疑問。その疑問は、ある研究熱心な先生がいつも

こんな考えもあります。でも、こんな指導もありますよ。こんなことをしている先生もいますよ

と私の思考をつついてきました。

学びに向かう姿勢が中心だったのですが、心のどこかで「自立した学び」を追及したいと思っていたのでした。

そんな中、6年勤めた初任校から、転勤を命じられます。

初転勤

環境が大きく変わりました。

クラスの規模
勤務校
子ども達
人間関係

全てが変わりましたが、初任で大切にしていたことをベースにした指導が生きました。

二年目に、「探究欲」を加速させる出来事が起きます。

軽井沢風越学園に不合格(不採用)でも幸せな気分

軽井沢風越学園
軽井沢風越学園 軽井沢風越学園は、2020年4月に幼稚園と義務教育学校(小・中学校)を長野県軽井沢町に開園・開校します

長野県の私立の学校が、教員を募集していたのです。
なんと、理事の一人に、私の憧れていたイワセンこと岩瀬直樹先生が。

受験してみたいけど、家族のことが・・・と悩んでいる自分に妻から

え?受けるのはタダだし、受けたら?

と軽く・・・で、オンライン面接から一泊二日の採用合宿授業見学(2回も)までしていただきました。

結果は「不合格」でしたが、何より、そこで出会った方々とのつながりが最高です。

また、宿泊採用合宿でのアクティビティが、すごかった。内容は後でPA(プロジェクトアドベンチャー)のものだったと分かりましたが。

このアクティビティは、自分のことをひたすら語り振り返り自分の価値観のベースを揺さぶるものだったんです。

WHO AM I?

そこで、「自分」を見つめ直すことができたきっかけをくださった軽井沢風越学園のスタッフの皆さんには、本当に感謝しているわけです。

そして、純度100%の「探究型」の学びを追及しているメンバーにめちゃめちゃ感化されたのです。

「探究型」の学びを実践!

感化されまくった自分は、授業でも「探究型」を追及してみます。試してみたのは

作家の時間
PA(プロジェクトアドベンチャー)
単元内自由進度の算数
個別最適化した算数
会社活動
サークル対話
ホワイトボードミーティング
哲学対話

やってみて分かることは、本当に多くて、それはまたどこかのタイミングでまとめたいと思います。

ここでの気付きは、預けるタイミングと預け方の難しさでした。

その原因には、自分が無知だと知らないこと、こうさせたいという「コントロール欲」があったのでしょう。

【図解】やってみた結果を公開|会社活動が始めやすい

やってみた作家の時間読書家の時間PA単元内自由進度の算数会社活動サークル対話ホワイトボードミーティング哲学対話
難易度
※高い→難しい
(3.5 / 5.0)
(5 / 5.0)
(2.5 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(1 / 5.0)
(3 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(4 / 5.0)
コスト
※準備にいるもの
ノート
ファイル
ノート
ファイル
活動による進度把握のためのファイルなど活動による椅子
(発言の際のもの)
全員分のHB椅子
ワード集
子ども中心度ミニレッスン以外子ども ミニレッスン以外子ども ルール説明
内省時以外
子ども
子ども子ども中心
※たまに先生
子ども中心慣れるまでは
寄り添い必要
型になれるまでは先生が必要
保護者不安多いまあまあまあまあめっちゃ多い少ない
ほぼない
まあまあまあまあ不安
同僚と
コンセンサス
めっちゃいるめっちゃいる まあいる めっちゃいるほぼなしあまりいらない結構いる まあいる

※会社活動の始め方は、岩瀬直樹さんの著書を参考にしてください。

育児休暇~8ヶ月~

そんな実践をちょこちょこ溜めていたころ、妻から衝撃の一言が。

育休とらない?
まさ
まさ

いいねぇ~

第三子誕生後、8ヶ月の育児休暇をとるのでした。

「探究型」の学びを探究していたのに、まさか、自分が「子育て探究」の実践を積むなんて、考えてもいませんでした。

そして、育児休暇中に出会った方と意気投合し、公立の小学校から私立の小学校へ行くことを決意するのでした。

国際バカロレア(IB)教育~Facilitator~

私立の小学校では、衝撃の連続。転勤なんて比にならない。
※まぁ、転職ですから・・・

1.自分自身がどれだけ「暗記型」を甘く見ていたか。
2.組織というブランドをどれだけ意識していなかったか。
3.(カトリックミッションなので)宗教の理解不足・・・

ということを思い知らされます。

「探究型」の研究を進めていた自分にとっては、特に「暗記型」への認識を改めるものとなりました。

本校は、国際バカロレア(IB)教育を導入しています。

「暗記型」と「探究型」のミックスのような印象を、私は受けました。

軽井沢風越学園は、完全?自由探究。
IB教育は、ガイドのある探究。
Medium
探究学習(Inquiry Based Learning)の段階 探究学習(Inquiry Based Learning)について

場面によって、教師の子どもたちへの関わり方は異なります。

時にTeacher、時にCoacher、時にFacilitator。

常に悩みながら進んでいます。

答えは ~「暗記型」も「探究型」も~

「教育」を切り口に振り返りましたが、結論は、

「暗記型」「探求型」も大切。

何より大切なのは、目の前の子ども達。

何のために学校に来るのか?
何のために学ぶのか?
そして、何のために生きるのか?

子どもたちと考えながら進めたいものです。

この前の投稿では、「バスケットボール」を切り口にして、自分自身の変化を思い出していました。合わせてご覧ください♪

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