構想5年。ようやく始動しました。
2020年12月。
体験からスタートしました。
PLYFUL BASKETBALL ACADEMY
プレイフルバスケットボールアカデミー
ここでは、このスクールで大切にしたい理念を紹介します。
ジュニアスポーツを始めるのに、ハードルが高い
これまで11年間、ミニバスケットボールに携わってきました。
ようやく日本バスケットボール協会(通称JBA)が「暴言・暴力根絶」をスローガンに掲げるようになって、まだそんなに経っていません。
当協会(JBA)が設立したインテグリティ委員会では、インテグリティの精神 (誠実さ、真摯さ、高潔さ) に基づき、人間力・指導力・組織力を高め、バスケットボールの価値を高めるための指針決定および啓発活動に取り組んでいます。
日本バスケットボール協会HP: http://www.japanbasketball.jp/integrity/49024
この取り組みが生まれた経緯については、また後日、紹介します。
しかし、こんな素晴らしい取り組みがあるバスケットボールなのに、私がミニバスケットボールに携わって強烈に感じているのは、
ということです。仕事柄、多くの保護者や子どもたと話をしますが、
物々しい雰囲気で練習しているので、また大きくなったら考えますね
大会に見学に行ったら、監督さんたち大人の声が大きくて驚きました。
ミニバスの役員は大変だから・・・
「勝つこと」や「うまくなること」も大切ですよね。
でも、もっと「楽しさ」を実感してほしい
こんな声をよく耳にします。子どもたちは往々にして「バスケしたいのに!」と言いますが。。。
では、一体何が問題なのでしょう?その答えは、
だと思います。今のミニバスの現状は、
通える範囲のチーム(強化に走るチーム続出)
公式戦に参加しないクラブチーム(技術指導中心)
イベント的な教室(月に数回)
子どもたちが置いてけぼりになっていると私は違和感を感じています。
問題点 ~スポーツの目的は?~
では、このような状態の問題ある根っこはなんでしょう?それは、
が保障されていないことです。
人の幸せは、いったい何によって決まるのでしょう?
一般社団法人HAT HP内(明橋大二あいさつ) http://www.hat-a.com/
物に満たされることでなく、心が満たされること、と多くの人は答えるでしょう。
では、心が満たされるとは、どういうことでしょう。
私たちは、それを「自己肯定感」と考えています。
「自分は生きている価値がある」「自分は必要な存在」「大切な人間だ」と思える気持ちを、自己肯定感と言います。
http://www.hat-a.com/
また、スポーツ基本法には、
スポーツ基本法(平成23年法律第78号)(条文)
文部科学省HPより https://www.mext.go.jp/a_menu/sports/kihonhou/attach/1307658.htm
第一章 総則
(目的)
第一条 この法律は、スポーツに関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務並びにスポーツ団体の努力等を明らかにするとともに、スポーツに関する施策の基本となる事項を定めることにより、スポーツに関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって国民の心身の健全な発達、明るく豊かな国民生活の形成、活力ある社会の実現及び国際社会の調和ある発展に寄与することを目的とする。
この目的のために、スポーツが在るといえます。
心身の健全な発達や明るく豊かな国民生活の形成のために、自己肯定感を育むことが欠かせないと私は信じています。
にも関わらず、スポーツを愛する子どもや大人たちが、自己肯定感の育まれにくい環境しか選べない(そのようなチームが今まで無い)状況に置かれています。
解決のために ~理念は~
だから、私はPlayful Basketball Academyの理念をこうしました。
2012年、部活動で監督からの「暴言暴力」により、高校生アスリートが自死することがありました。それ以来、スポーツ界では、「暴言暴力の根絶」をスローガンに、指導現場の改善を訴えています。例えば、バスケットボール界においては、ルール上の罰則を与えるなどしてアスリートの人権を守ろうとしています。そんな中、バスケットボール界では、Bリーグが発足し、静岡県においても「静岡ベルテックス」がB3に参入を決めました。その効果もあり、「バスケットボールを始めたい」と子どもたちは増えています。
しかしながら、依然として、バスケットボールのU12カテゴリー(小学生)の大会では、「暴言暴力」を完全に根絶したとは言いがたい。そのため、ある保護者からは「ミニバスケットボールは選手も保護者も大変」「ミニバスケットボールは厳しい」「だからさせたくない」という声も聞こえてきます。
そこで、私たちは、「プレーヤーズファースト」の立場から選手の人権を守り、スポーツのもつ意義を追及することでバスケットボールを愛する人の輪を広げたいと考え、本団体を結成しました。
ジュニアスポーツを通して、日常生活が豊かになる
~バスケットボール(ジュニアスポーツ)を通して、笑顔や笑い声が生活にあふれ、選手とチームに関わる人々が対話しながら、学び続ける環境づくりを提供するアカデミーを目指して~
・スポーツを通して、子どもや選手に成長したい(してほしい)と願う人
・子ども・選手の「真剣に遊ぶ」姿が大好きな人
・年齢や学年に関係なく、子ども・選手には「自分で成長できる力がある」と信じている人
・子どもや選手の『成長過程』を共に喜べる人
・自らも変化を恐れずに、学び続けられる人
まとめ
https://www.savechildren.or.jp/oyakonomikata/kodomo-no-mikata/interview3.html
私は、子どもの成長が楽しくて楽しくてたまらないんです。
今、7歳、5歳、2歳の我が子たちは、今、それぞれのペースで「自分でやりたい時期(自立)」と「やってぇ~(甘え)」にいます。
それを繰り返しながら自己肯定感を育みます。
今はどっちだ?
と私たち大人は悩みます。
スポーツでも同じです。
今は「甘えたい」なのか「自分でやりたい!」なのか、それが認められるアカデミーにしていきたいのです。